2005年 6・7月合併号



 
良いクルマを見抜く方法 Part.2


6月サボりましたので今回合併号ということで…

回の続き。カーブでの性能を見るには、シャカリキになってペター・ソルベルグ(注1)よろしく攻めまくる必要はなくて真っ直ぐ走って見ればよい。
曲がる性能のいいクルマは直進する性能がいい。
直進性能が悪いクルマで曲がる性能がいいクルマを見たことが無い。
「直進?ひどい事故車でもないかぎりどんなクルマでも真っ直ぐ走るのでは。」という声が聞こえてきそうだがそうではない。
真っ直ぐな道路であっても厳密に言うとクルマは蛇行しながら運転している。無意識のうちに左右に修正しながら走っている。
気づいてない方は今度、高速道路でチェックしてください。
目に見えてハンドルを切っているのではなく常に左右に軽く舵を当てているはず。この操作が楽にできるかがポイントになる。

のほんの僅かなハンドルの動きはハンドルの軸を伝わり、歯車を伝わり、ジョイント(棒と棒をつなぐ骨の間接のようなもの)やロッド(腕のようなもの)を経て、タイヤを微妙に動かしている。
路面の僅かな凹凸はバネとショックアブソーバを介してボデーに伝わる。これらのメカが精度よく作動し且つガッシリと車体に取り付けられているかどうかがポイント。100キロ以上の速度で、このミリ単位の微妙な動きが「正確かつ滑らか」にできているクルマは鼻歌まじりで片手運転でもOK。そうでないクルマは80キロでも手に汗握るし修正が遅れ勝ちになり真っ直ぐ走れない。こうゆうクルマで走ると高速道路などの微妙なゆる〜いカーブでは運転が下手になったかと思うほど怖い。高速道路では速度は速いがハンドルやサスペンションは微妙な動き。
品質が表れる瞬間。一般道では速度も遅く、大きくハンドルを切り、サスペンションの動きも大きくなるので分かりにくい部分だ。真っ直ぐ走らせることは簡単ではないのだ。

手席チェックのススメ。運転席ばかりでなく助手席や後部座席にも乗って見るとよりそのクルマの性格が分かりやすい。実際に誰かに運転してもらい走行状態でチェックしないと意味がない。ショールームのクルマのシートに座るだけでは見えてこない乗り心地や、エンジンのフィーリングなど意外と運転するより冷静に判断できる。おススメ。

(注1) スバルのWRCチームのエースドライバー。2003年ワールドチャンピオン。今年は宿敵セバスチャン・ローブが絶好調でチャンピオンは無理かな。





















 
 
ヘッドランプの色


頃のヘッドランプは明るい。車検でヘッドランプの明るさを測定するが光度が足りなくて通らないクルマなんて今やありません。
昔は多くあって、アイドリングでは暗いのでエンジンを吹かしてようやく受かるなんてことも多かった。ヘッドランプは明るいにこしたことはないが、最近増えたHIDタイプのヘッドランプはとにかく明るくて白い。白いと言うより青白い。むしろ色が無いような印象だ。このようなランプに比べると以前のものは白だけど黄色っぽい。黄色っぽい方は目に優しい。青白い光はなんとなく威嚇的である。
運転する立場から見た場合はどうだろう。青白い光は明るく感じるがアスファルトに照射したときに照らしている感じが乏しい。黄色っぽい方はこの部分を照らしているというのが良く分かる。同じ明るさ(車検で測定するカンデラ)なら黄色っぽいほうが絶対に運転しやすい。

Dタイプのヘッドランプが青白くても見やすいのは絶対的光度がとんでもなく高いから。もう少し黄色くすればこんなに明るくしなくても見やすくなるはず。
誰が火をつけたか、太陽光に近いほうが良いなどという流行のおかげで高いだけで明るくもない、青白いだけの電球が持てはやされるようになった。青白い光で見やすくするためには、かなり光度を上げなければならずHIDのようなヘッドランプが考え出されたのかも。信号待ちでミラーに移る異次元とも思える眩しさに辟易した経験のある人は多いはず。このタイプはヘッドランプの高さ調整が室内からできるようになっているが「街なかでは迷惑だから下向きにしてね」という配慮があるくらい明るいのだ。もう少しやさしい明るさがいい。

自動車保険と事故

故には一方的に片方が悪い場合(追突など)を除いて過失割合がつきもの。事故のケースごとに過失割合の基本ラインがある。
信号の無い交差点では、一時停止無視で飛び出したほうが8割で、優先道路の方が2割というのが基本ライン。8対2の場合、8割側は「ごめんなさい、私が悪うございました」っていう感じですね。この場合2割側は「ぶつけられた」っていう感じが強いが、自分のクルマの修理代の2割と相手のクルマの修理代の2割は負担しなければならない。
保険に入っていれば相手の修理代(この場合2割)は対物保険でカバーできるし、車両保険も付けていれば自身の修理代の2割もカバーできる(自分の修理代の8割は相手が負担)。
過失の少ない場合は(1割とか2割)どうしても納得がいかないケースが多いがそこはそこ、自分も逆の立場になる場合もあるのでグッと呑み込んで甘んじる方がいい。事故解決のわずらわしさを回避するための保険でもあるから。ただし、事実とまったく違うことを主張する人がたまにいるがそういう時は譲ってはいけない。

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