2004年 10月号



 
10年10万キロの性能

や国産乗用車は“10年10万キロ”乗っても致命的な故障は
おきません。昔は10年も経つと走ることができてもボデーが腐食
して使用に耐えられなくなるケースが多々ありました。
最初に乗った“いすゞベレット1800GT”はドアの下の部分が腐って
穴があきました。友人のクルマで運転席の床に穴があいてるのも
あったなあ。30年程前はレーシングカーだけに使われていた
4バルブエンジンも今ではコンパクトカーやディーゼルトラックにも
使用されている。当時GTと名乗っていたクルマも今のコンパクトカー
にかなわない。エンジンのパワーのみならず、クルマを走らせるため
のあらゆる部分で解析が進み機械としての完成度は飛躍的に
高まっています。今のクルマはクリーン且つハイパワーで耐久性も
著しく向上していて故障も少ない。

障については、日本車はとても少なくて海外での評価も高い。
自動車生産王国のアメリカでも、品質では高いであろうと思われて
いるドイツでも“日本車は故障が少なく購入してからの費用がかから
ない”という理由で自動車評論家達より一般のドライバーから歓迎
されているようです。評論家と実際にお金を出して買う一般消費者とは
評価する視点が違うのですね。付け加えると、自動車修理屋の視点も
前二者とは少しずつ違うかな。おもしろいですね。
日本人がいだいている日本車と輸入車の信頼性の差は海外でも
同じようにとらえられているようです。

んな日本車の代名詞みたいな存在がトヨタのクルマ。
日本国内でも信頼度はナンバー・ワンではないでしょうか。
海外でも人気があるのもうなずけます。特に商用車では右に出る者は
いない。私の見解ではカローラバンとかハイエースバンなどは乗用車
も含めたトヨタ車全体の中でも一番の高品質だ。多くのプロ(個人事業
主や職人さん達)に選ばれている事実が証明しています。しかし、日本
にはトヨタを上回るタフネスさを持ったクルマがある。スバルだ。
スバルがすごいのは“壊れない”という性能にプラスして“快適性が失わ
れない”という性能。10万キロ走っても壊れないというのでなく10万キロ
走っても快適。これが真のタフネスです。秘密はクルマの基本設計にある。
ちゃんとそうなるように作ってあるのです。
これがスバルのフィロソフィ(注1)。見えないところに金と時間が
かけてある。目立たないけどいい仕事しています。またスバルの
宣伝になっちゃいました。
(注1)哲学。 (最近覚えた言葉なので使ってみたかった。)














 
 
 
コストダウン

年よく耳にする言葉。コストダウンは企業の利益を追求する手段
のひとつであり、低価格で良い製品やサービスを提供できるなら消費
者にとっても良いこと。本当の無駄を省いたコストダウンならいいが、
手抜きになると始末が悪い。モノを作る仕事なら粗悪なものが出来、
サービスを提供する仕事なら不快なサービスになる。
“安かろう、悪かろう”は真実だと思う。みなさん、自分のいる業界や
仕事に当てはめれば分かりやすいと思う。どんな分野でも提供する
側に立ったことのある人なら異常に低価格で提供されているものに
対してこう思うに違いない。いいモノはあんな値段では提供できるは
ずがない。“安いものにはワケがある”と。誰もが自分の詳しい分野
では極端に安いモノは買わないが、知らない分野では安いものに飛
びつく。クルマ関係もそうです。中古車とか、車検。時には新車でも
首をかしげたくなることもある。
安いものには安いなりの理由があるのです。
自分の専門分野に置き換えてみると簡単に答えは出る。

先日、建設関係の人に建設現場での手抜き云々の話を聞いた。
最近のクルマ業界でも同じようなことがあると話したらうなずいていた。
ちなみにこの方、相場よりかなり安い高級中古車を買って大変な目
にあっている。“安いものにはワケがある”というのはよく知っている
人なのにクルマにはその法則を当てはめなかったようです。










水垢とは

ルマの水垢を落とすのは大変。看板などは雑巾でふけば
落ちますが、車の水垢はなかなか落ちません。たて看板など
より高級で光沢のあるクルマの塗装が何故こうなのでしょう。
これにはちゃんとした理由がある。クルマにはワックスをかけます。
このワックスの上に工場からでた煤煙やクルマの排気ガスや
ディーゼルカーボンなどの油性分を含んだものが付着する。
これは避けることができない。ワックスの皮膜に付着したこれ
ら汚染物質がワックス皮膜に徐々に浸透してワックス全体を
汚していく。こうなると洗車だけでは落としきれません。さらに
放置しておくとワックスの老化が進みワックスのヒビ割れの中
に汚れが侵食し、硬化してますます汚れ落しが困難になる。

ワックスが汚れの元凶だったのです。故に塗装面には何も塗
らないほうが汚れにくい。ただ、クルマは部屋の中に飾って
おくものではないし、排ガス、ほこり、鳥の糞、虫の死骸などの
攻撃にあっているのでキレイに保つには何らかの手立てがいる。
それで、ウォーターコートが支持されているのです。
ウォーターコートを施工したクルマはワックス不要であり、
ワックスをかけてはいけません。ただ、洗車するのみ!