2003年 12月号



 
疲れる車と疲れない車

を走らせて見ましょう。真っ直ぐに走っている時、ハンドルの
中立状態で重い車があります。逆に軽く遊びを感じる車もある。
遊びと言っても機械部分の遊びではなくタイヤが敏感に反応せず、





むしろ適度な鈍さがあると言う事。
昔の車はハンドルに遊びがあった。
止まっている時に指で軽く5センチくらい動いたものです。
今の車はラック&ピニオンを使用するため同じ事をしてもほとんど遊びは
ありません。現在の乗用車が静止状態で5センチも遊びがあっては故障です。

このような車は路面の変化に対して修正舵をあてることも自然にできます。
高速道路では特に影響大で数時間、数百キロも運転すれば疲労度は
歴然と差がつきます。中立でハンドルが重い車は真っ直ぐ走るため
ハンドルを常に切り続けていないといけないのです(小刻みに修整し続ける)。
これでは神経が参ってしまい、サービスエリアで車から降りた時に
思わずフーッと一息つくのです。

ハンドルを切ってみる。直進状態でハンドルの重い車は切り始めが重く、
切っていくと軽く手応えが無い。逆に直進状態で軽く遊びのような感覚が
施してあるタイプの車では切り足すにつれて重さが増していく。
操作に対する手応えが伝わってくるのです。このような車の方が
「疲れない」「運転しやすい」「安全」であり「気持ちいい」。

原因は? タイヤの特性、パワーステアリングの出来、
サスペンションセッティング、ショックアブソーバなど。このような車を
良しとしたテストドライバーや開発スタッフ、メーカーの責任は大きいと思う。
ユーザーは、デザインや室内の広さ、カタログの数値(馬力や燃費など)
でしか車を判断できないから(しないから?)。
“走る機械”にとって大切なことがおろそかにされた車が人気車種として
氾濫しているのを見ると残念です。基本があってのデザインであり
シートアレンジ云々であるはず。デザインのみで車を選んでも出来のいい
車であるのが理想かもしれませんが現実はそうではないのです。

 

 
 
 
カーナビゲーション
カーナビの普及、かなり進んでいます。あれば便利なカーナビですが
絶対必需品と言うわけでもない。無きゃ無いで何とかなる。
テレビとセットで付いているので実はこちらの方がふだんの利用度は
高いかもしれない。カーナビのついている車に乗るとついテレビを見てしまう。
けっこう危ない行為です。本来音声のみしか出ないようになっていますが
そこはそれ、走行中でも画面の写る装置がアフターマーケットで
販売されています。
車を運転している時までテレビを見なくてもと思うのですが。
付いていたら見たくなるもんです。少なくとも私は。

車に乗っているときはラジオ、CDなどの音声がいい。
テレビは家で見るもの。ドライブそのものに楽しさがあるのに
それを奪うモノは無いほうがいい。ラジオから偶然流れてくる
気持よい音楽とドライブシーンとの融合。助手席のあの人との会話。
テレビのバラエティ番組ではそんな濃密な時間は過ごせません。
第一テレビを見ながらではドライブ自体の快感を味わえないから。
でも家族で移動する機会の多い方は子供を静かにさせておくのに
必需品かも。

カーナビによって得るものと失うものがある。
カーナビを付けないこともまた一つのスタイルです。

最近乗ったちょっといい車
トヨタ・アベンシス。けっこういいです、私の価値観では。
気持ちよく走ります。ハンドル位置がチルト機能(上下方向)だけでなく
テレスコピック機能(前後調節)を備えているのも◎。
上下調節より前後調節の方が有効です。欲を言えばトヨタ自慢?の
D4エンジン。パワー、フィールともに車体の出来に比べて劣るのが残念。
直墳ガソリンエンジンという事で開発費用が莫大に掛かっており
元を引くまで作らなければならないのかな。
三菱のGDIに対向して作ったと思うが世界初競争の弊害かも。
どっちのエンジンも。とは言ってもこの車、デザイン、走りとも世界に
通用する骨太な車。大人のセダンでありワゴンです。
英国トヨタで生産される輸入車と思えば格安。いい車です。














違いは分かる
20年近く前、ベンツに乗っている女性が「国産車は怖くて乗れないわ」と言った。
それを聞いた私はお金持ちの単なる自慢話と受け止めた。その後しばらくしてベンツに乗る機会を得た。
もちろんお客様の車です。乗って分かった。これがボデー剛性というものなのかと。
ボデー、サスペンション、エンジン、全てが未知との遭遇と言った感じだった。
言うに言われぬ安心感が全身を包み、アクセルを踏み、ハンドルを切り、ブレーキを踏む、
全ての行為がドライブをする喜びにつながった。
国産高級車が、ドアを閉めると車体がブルブル震えていた時代です。
ベンツのドアはズシッと隙間無く閉まる感じで、
(国産車も隙間がある訳ではないのだがそう感じるくらい差があった)仰天したのを覚えています。

今でこそ、ベンツは大幅なコストダウンを製品に反映し、国産車は安全ボデーへの取り組みで
ボデーをしっかり作るようになったので差は縮まったが当時は別物でした。
お金持ちの女性は違いを知っていた。理屈は分からなくても。
私は車の知識はあったがベンツに乗ったことが無かったので女性の言っていることが理解できなかった。
誰でも良いものに触れればその良さが分かるのです。経験していないことは分からない。
人間は慣れるのが上手くダメ車でも何となく乗りこなしてしまう。
本物に出会う機会を失う原因の一つかもしれない。

■ウォーターコートを施工されたお客様へ
仕上がりにはご満足いただけているでしょうか。
洗車が楽で今までにないボデーの輝きに半信半疑だった方も
驚かれていると思います。
さらにメンテナンスを重ねていくうちに強固な皮膜を
形成していきますのでお楽しみに。
洗車してから日数が空いてしまって場合、
汚れが落ちにくい事がありますが効果的な洗車方法がありますので
お問い合わせください。6ヶ月ごとのメンテナンスはできれば
1日あけてくださるようお願いいたします。